特集:松江泰治

1991年より世界各地に撮影にでかけ、1日に何百キロという距離を移動しながら作品を制作している。砂漠、大森林といった辺境の土地の多様な地表を均質な光のもとに収め、物語性のそぎおとされた禁欲的な画面が特徴的だが、写真には対象がどこまでも微細に写しこまれ、一方では豊穣なイメージをたたえている。2001年には、10年間撮りためた写真を集めた初の写真集により、木村伊兵衛賞を受賞。近年では、都市（City Code）シリーズの発表をはじめている。2005年、ドイツのモイランド城美術館にて個展開催。

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