EL今週末29日(金)開催!
Evening Lecture Kyoto August the intersection of PHOTO
「写真の余白に」(全4回)
「写真の余白に」第1回(全4回)『写真と指紋』
2008.8.29(金)20:00-21:30 @MEDIA SHOP
Charge 各回¥1,000-(学生)/¥1,500-(一般)with 1drink
講師:橋本一径
オーガナイザー:前川修
■Introduction
「写真をとられると、魂を抜かれる」
いわゆる「未開社会」で、西洋の探検家や人類が学者からカメラを向けられた現地の人々が、こう言って撮影を拒んだという話は、比較的よく知られている。
こうした逸話は今では笑い話でしかないが、写真をとられることに比較的寛容な今日の私たちも、指紋をとられることには抵抗を覚えることが多いのではないだろうか。
だが19世紀末に指紋が実用化された当初は、友人同士で指紋を交換し合う「指紋帳」が人気を集めたり、家系調査のための指紋採取に人々が積極的に協力したりと、現代とは異なる光景が繰り広げられていた。
本レクチャーでは、こうした歴史を振り返りながら、指紋/写真をとられるときに、私たちがいったい何を「とられて」いるのか、考えてみることにしたい。
■橋本一径(ハシモト カズミチ)
1974年生。指紋研究、表象文化論。
訳書にディディ=ユベルマン『イメージ、それでもなお』(平凡社)など。
■前川修(マエカワ オサム)
京都大学大学院修了。写真論、視覚文化論、芸術学。現在、神戸大学人文学研究科准教授。
著書に『痕跡の光学―ヴァルター・ベンヤミンの「視覚的無意識」について―』(2004/晃洋書房)
共訳にジル・モラ『写真のキーワード―技術、表現、歴史―』(2001/昭和堂)ほか、「パノラマとその主体」など。関西を中心に活動する写真研究会に参加。
申し込み・お問合せ
メディアショップ event@media-shop.co.jp
講座の予約、内容に関しての質問は、上記のメールアドレスまでお送りください。
tel.075-255-0783
みなさん、お誘い合わせの上、是非、お気軽にご参加ください!!
お待ちしております!
MEDIA SHOP
「写真の余白に」(全4回)
「写真の余白に」第1回(全4回)『写真と指紋』
2008.8.29(金)20:00-21:30 @MEDIA SHOP
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講師:橋本一径
オーガナイザー:前川修
■Introduction
「写真をとられると、魂を抜かれる」
いわゆる「未開社会」で、西洋の探検家や人類が学者からカメラを向けられた現地の人々が、こう言って撮影を拒んだという話は、比較的よく知られている。
こうした逸話は今では笑い話でしかないが、写真をとられることに比較的寛容な今日の私たちも、指紋をとられることには抵抗を覚えることが多いのではないだろうか。
だが19世紀末に指紋が実用化された当初は、友人同士で指紋を交換し合う「指紋帳」が人気を集めたり、家系調査のための指紋採取に人々が積極的に協力したりと、現代とは異なる光景が繰り広げられていた。
本レクチャーでは、こうした歴史を振り返りながら、指紋/写真をとられるときに、私たちがいったい何を「とられて」いるのか、考えてみることにしたい。
■橋本一径(ハシモト カズミチ)
1974年生。指紋研究、表象文化論。
訳書にディディ=ユベルマン『イメージ、それでもなお』(平凡社)など。
■前川修(マエカワ オサム)
京都大学大学院修了。写真論、視覚文化論、芸術学。現在、神戸大学人文学研究科准教授。
著書に『痕跡の光学―ヴァルター・ベンヤミンの「視覚的無意識」について―』(2004/晃洋書房)
共訳にジル・モラ『写真のキーワード―技術、表現、歴史―』(2001/昭和堂)ほか、「パノラマとその主体」など。関西を中心に活動する写真研究会に参加。
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