2008/09/24

さて、今週のELは

Evening Lecture Kyoto September the intersection of PHOTO

「写真の余白に」第3回(全4回)

『異像と徴候―ステレオ写真と身体動作―』

2008.9.26(金)20:00-21:30@MEDIA SHOP

Charge 1,000円(学生)/1,500円(一般)with 1drink

講師:細馬宏通(ホソマ ヒロミチ)/滋賀県立大学人間学部准教授

■異像と徴候―ステレオ写真と身体動作―■

19世紀に発明されたステレオグラムは、人の視覚体験に大きなインパクトを与えました。二つの映像を見ると、そこにはない立体の映像が見える。それは、映像でも網膜像でもない視覚が、人の頭の中で形成されていることを、意味していました。なぜ、二つの異なる映像から、そこにはない、さらに別の映像が頭に浮かぶのか。この不思議な現象にとりつかれたであろう人々は、ただ二枚の絵から立体像を浮かび上がらせるだけでなく、さまざまな異像を左と右の眼へとぶち込み、そこから生まれる複雑な視覚体験を楽しむようになりました。周到に作られた立体写真が頭の中に立体を生むのに対し、異像は、頭の中で設えられた空間に収まらない何者かの現れとして感じられます。

このレクチャーでは、19世紀以降の異像の系譜を追いながら、人々を魅了し続ける異像の魅力について、考察します。


■細馬宏通(ホソマ ヒロミチ)

滋賀県立大学人間文化学部准教授。京都大学大学院理学研究科博士課程修了(理学博士:動物学)。

ジェスチャー分析、会話分析、視聴覚文化研究などにたずさわる。

著書『絵はがきの時代』(青土社)、『絵はがきのなかの彦根』(サンライズ出版)他多数。

■申し込み・問い合わせ

event@media-shop.co.jp

tel.075-255-0783


●Evening Lecture Kyoto:シリーズ「写真の余白に」●

【終了】8月29日(金)「写真と指紋」

講師:橋本一径(ハシモト カズミチ)指紋研究、表象文化論。

【終了】9月12日(金)「風景と転地―場所とイメージをめぐって」

講師:佐藤守弘(サトウ モリヒロ)滋賀県立大学人間文化学部

【予約受付中!!】10月10日(金)「心霊写真のBefore/After」

講師:前川修(マエカワ オサム)神戸大学人文学研究科准教授

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皆様、お誘い合わせの上、是非御参加ください!!


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