プロジェクトとパッション
PROGETTO E PASSIONE 著者:エンツォ・マーリ 訳者:田代かおる
「産業体制はその誕生から、理想、平等、変化と対立してきた。デザイン、あるいは優れたプロジェクトは、その対立のアレゴリーなのである。と同時に、平等と変化、デザインには、ユートピア思想が深き浸み込んでいる。(…)デザイナーはこうした前提のもと、ユートピアと現実という二つの世界を同時に意識しながら仕事を進めることが必要である。現実の世界は、ユートピアの理論を公言したら生きられない場所ではない」
「デザイン」ということばが使われるより以前、50年代から「もの作り」に取り組み、今日までに数々の「優れたプロジェクト」を実現してきたイタリアの巨匠エンツォ・マーリ。人生を支えてきた「デザイン思想」について、その歴史と目的が根本に抱える矛盾を明らかにしつつ、まったく独自/ユニークな切り口で論じてゆく。
社会とよりよく結びつくことを願いながら仕事に向き合うすべての人を励まし、勇気づけてくれる、烈しくもすがすがしいマーリの主著。
価格:3,150円(税込み)
パッション、これ何をするにしても作るにしても大切だと思います。
受け手がいるからこそ、作り手が成り立ち、受け手を想像し、何が必要か、何がしたいのか、そこへ向けて自分の神経を込める、そうやって、試行錯誤していろんなことを繰り返し、新しいものや、世の中に必要なものや、欲しいものがどんどん生まれていくんですよね。やっぱり結局、最後はパッションです。そんな感じがします。
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