土取利行
「銅鐸」「サヌカイト」について。
70年代に活動を始めたパーカッショニストの土取は、Steve Lacy、Derek Baileyら世界のフリー系演奏家とのコラボを経て、やがて日本の原始の音を追求するようになった。
この2作は80年代初頭にLPで出ていた作品の復刻。どちらもサウンド アート的な突き放した音ではなく、土俗的あるいはシャーマン的な音で、特に前者ではなにやらウナリながら叩く没入した演 奏。後者は讃岐地方で採掘される固い石の金属的で透明な響きがすばらしい。
「縄文鼓」「瞑響」について。
この2作は90年代以降の新録音。
前者は和太鼓の源流といえるが、音楽的盛り上がりはなく脱魂のための儀式のようなリズ ミックな没入演奏。石笛なども使う。
後者はフランスの古代の壁画が残る洞窟での演奏。太鼓、石笛等を使い、4作の中では 最も音楽的なバリエーションがあり、かつ深い響きに満ちた高内容。
土取さんの書籍も取り扱っていますので、是非ご覧下さい!
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